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ConCra コンクラ

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工芸×アップサイクル その可能性を探る実験場 ConCra Collective

様々な工芸技術を持った作り手と、アップサイクルの素材となるモノを持ったユーザーが集まり、両者が対話しながらモノを生まれ変わらせていくプラットフォームConCra。その実現のための実験場がConCra Collectiveです。

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工芸×アップサイクル その可能性を探る実験場

ConCra(コンクラ)は、様々な工芸技術を持った作り手と、アップサイクルの素材となるモノを持ったユーザーが集まり、両者が対話しながらモノを生まれ変わらせていくプラットフォームです。

アップサイクルとは、不要になったもの、使わなくなったものにデザインやアイデアを加えてより価値の高いモノに生まれ変わらせること。モノを循環させていく仕組みとして近年注目を集めながらも、ひとつひとつ状態の異なるモノに手を加えて価値を高めることの難しさもあり、実践されている領域はまだまだ限られているのが現状です。
工芸の作り手たちは、脈々と技術を継承しながら、ひとつとして同じではありえない土地土地の素材と対峙してモノを作り続けてきました。手仕事でひとつひとつの素材に向き合う工芸のあり方は、このアップサイクルの考え方ととても相性が良いのではないか。そんな気づきから生まれたのがConCraです。

使わなくなったけど捨てたくないモノ、壊れてしまったけど使い続けたいモノ、廃棄するものだけど手を加えれば変身しそうなモノ、大切な人が残したモノ…それらが集まり、使い手と作り手が直接対話しながらアップサイクルできる場所。それがConCra…なのですが、多くのユーザーを集めてサービスとしてスタートを切るには、もう少し実験の段階が必要です。

ここ ConCra Collective(コンクラ・コレクティブ)は、招待メンバーだけで自由に対話できるクローズドなオンラインスペースを拠点に、その実践を重ねていくために生まれました。ここに集まった皆さんが、使い手/作り手の垣根を越えて未だ見ぬ新しい価値を持ったモノを次々と生み出していく。 ConCra Collectiveをそんな場所にしていきたいと考えています。

ConCraウェブサイト https://concra.jp

ConCra のビジョン

工芸×アップサイクル
ConCraのコンセプトを一言で表すとそう表現することになりますが、これをひとつの手段として目指すビジョンがあります。

ひとつは、モノがその機能的な役目を終えた後も、持ち主とそのモノの間に生まれたストーリーをつないでいける選択肢を生み出すこと。
アップサイクルは、資源が大量消費/大量廃棄される状況をより持続的に循環する仕組みに変えていこうとする活動として注目されますが、ConCraで行われるのはひとりの持ち主のたったひとつのモノが対象だったりします。それはもしかしたら、地球環境の問題解決には何のインパクトもないかもしれません。でも、使い古された自分の持ち物が全く新しい価値を持って生まれ変わる体験は、その人の世界の見方を変える力を、人とモノとの関係性をより豊かなものに変えていく力を持ち得ると考えています。

そしてもうひとつは、モノを作ることと使うことが切り分けられた世界で、作ることの豊かさを取り戻すこと。
作ることと使うこと。もともとは分かちがたく結びついていたはずの二者は、工業社会の発展と市場経済の複雑化とともに、とても距離のあるものになってしまいました。ただモノを消費するだけだった「ユーザー」がConCraで作り手と出会い、直接対話しながら「ともに(con)つくる(craft)」プロセスを体験することは、作ることと使うことをもう一度つなぎあわせてくれます。そうした考えから私たちは、依頼者としてConCraに参加する人たちのことを、全ての創作のきっかけ(キュー)を持ち込む人という意味で、ユーザーではなく「キューザー」と呼ぶことにしています。

私たちについて

京都を拠点に、モノづくりの現場をオープンにした交流プログラムを展開しているDESIGN WEEK KYOTO が主催し、2017年から毎年開催されているイベント「クラフトソン」。 各地から集まった多種多様なクリエイターらがアイデアを出し合い、工芸を軸に新しく画期的なサービスやプロダクトを開発していくクラフト×ハッカソンイベントです。
「バグ」をテーマに、京都から全国を繋いで開催されたクラフトソン2020から生まれたプロジェクトが、ConCraです。


金属工芸の作り手、アーティスト、会社員としてものづくりや地域のコミュニティ作りに関わるメンバーなど、多様なバックグラウンドを持つ5人のメンバーが集まり、東京と京都を遠隔で繋ぎながら議論を重ねてConCraの元となるアイデアが生まれました。
現代の産業や市場経済が抱える課題、日本の工芸が抱える課題、メンバーそれぞれが自身の活動や暮らしの中で感じている新しい価値観の萌芽。そうしたものをひとつひとつ繋いで形作られたのが、冒頭でお伝えしたConCraのビジョンです。
▲立ち上げメンバー(左上から時計回り):蔡海 福原志保 岩田篤 安藤栄理子 須藤拓
ConCra Collectiveでは、私たち運営チームもキューザーや作り手として皆さんと一緒に考えたり作ったりしていきたいと考えています。

工芸 × アップサイクルの事例

もう少し具体的なイメージを掴んでいただくために、具体的な事例をひとつご紹介します。これは、ConCra発起メンバーのひとりが行った例です。


2枚の着古されたロックTシャツ。とても外に着ていくこともできない状態なのに捨てることもできず、長らくタンスの奥に眠っていました。このままただしまっておくだけなら、例えば音楽に関連する道具として、何か別のモノに変えて使い続けられないか。

そんな中で偶然工房を訪れる機会を得たのが京都・宇治の昇苑くみひも。
京くみひもで通常用いられる絹糸ではなく綿生地で紐を組んでいく一台の製紐機を見かけたことをきっかけに、このTシャツで組紐製品を作るチャレンジがスタートしました。音楽に関連するアイテムとして、ギターストラップはどうか。強度や必要な長さを確認する実証実験を経て、Tシャツを裁断して組み直す方法でギターストラップが完成しました。

より詳しいプロセスはこちら https://concra.jp/stories/detail1

なぜ ConCra Collectiveを始めるのか

そんなConCraですが、乗り越えるべき課題はたくさんあります。

例えばコミュニケーションの課題。
依頼者と制作者が直接対話することの良い面もありますが、モノづくりの依頼に慣れていないユーザーが作り手に正確に意図を伝えること、更に作り手がその声を正確に解釈することは実はそんなに簡単なことではないと考えています。

他にはアップサイクルのアイデアの課題。
前例のないモノを作り出そうとする時、依頼側も制作側も具体的なアイデアを持っていない。ということも想定されます。またConCraの意義と魅力をより多くの方に知ってもらうためには、具体的な先行事例が必要です。

そしてコストの課題。
ConCraで制作されるのはいわゆるオーダーメイドの一点モノということになります。ひとつのモノを完成させるまでに幾度もやりとりを重ねれば、一点数十万円という価格になることも十分にありえます。どうすれば、作り手が十分な報酬を得ながら、多くの人がサービスを利用できる仕組みを作ることができるか。これもとても大きな課題です。

まずは限られたメンバーで、自由にアイデアを出し合いながら緩やかなチームとして実践を重ねることで、こうした課題を順に解決していけないか。そんな想いで立ち上げたのが、このConCra Collectiveです。

こんな方におすすめ

  • アップサイクルしてみたいモノを持っている方
  • 工芸に関心があり、工芸についての知識や考えを深めたい方
  • ものづくりの制作プロセスに関心のある方
  • 自分の技術の新しい可能性を探りたい工芸の作り手の方
  • 伝統的な素材や技術の新しい可能性に関心のあるデザイナー/アーティスト
  • アップサイクルに可能性を感じている方

コースについて

コースは、月額880円のキューザーコースと月額550円の作り手コースの2種類があります。
いただいた資金はコミュニティ運営費やサービス本稼働のための準備費にあてさせていただきます。

キューザーコース…880円(税込)/月

  • ConCra Collective限定SNSへの参加(Discordを利用)
  • 作り手へのアップサイクル依頼の権利
  • 【随時】工芸やサーキュラーエコノミーに関する最新事例や情報の共有
  • 【定期】会員限定のコンテンツ配信
  • 【不定期】会員ミートアップ
作り手コース…550円(税込)/月
  • ConCra Collective限定SNSへの参加(Discordを利用)
  • 作り手としてアップサイクル依頼を受注する権利
  • 【随時】工芸やサーキュラーエコノミーに関する最新事例や情報の共有
  • 【定期】会員限定のコンテンツ配信
  • 【不定期】会員ミートアップ
  • 【未定】制作のためのリアルスペース提供
※当コースで登録できるスキルを持った方か確認するため、申し込み時に以下の入力フォームにご自身の持つ工芸技術と実績などを入力してください。スキルレベルを審査するものではありませんので、作る技術をお持ちの方であれば参加可能です。

https://forms.gle/BiV9csLRgjibhgan6


限定SNS(Discord)
入会いただくと、限定公開のDiscordサーバーへの招待状をお送りします。
サーバーには、アップサイクルの依頼・相談を行うチャンネル、工芸に関する情報などを交換するチャンネル、ノンテーマの雑談チャンネル、音声・ビデオで会話ができるチャンネルなど、複数のチャンネルが用意されており、その中でメンバー同士自由に交流していただけます。作り手同士の情報交換や仕事の依頼にもご活用いただけます。

会員限定のコンテンツ配信
ConCra Collectiveの活動やアップサイクルの事例は、オフィシャルサイトやSNS、ポッドキャストなど複数のメディアを通して広く情報発信していきたいと考えています。
ConCra Collectiveに参加する作り手にインタビューを行うなど、ひとりひとりの作り手の活動をサポートすることにも繋がっていくコンテンツにしていきたいと考えています。そうしたコンテンツの会員限定版の制作も計画しています。

リスク

先にも述べた通り、ConCraがサービスとしてスタートできるかどうかはまだ分かりません。とても遠い道のりかもしれないし、当初構想したような形とは全く別のものになるかもしれません。ConCra Collective内で行われるアップサイクルにも失敗はあるかもしれません。

チャレンジ

それでも、成果に囚われずに工芸やアップサイクルの持つ可能性を探っていくことのできるコミュニティとして持続させていくことで、この場所を新しい価値を発信していく拠点にしていけると信じています。

おわりに

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
最後になりますが、ここまで特に注釈もなく使ってきた「工芸」という言葉について少し触れておきたいと思います。この言葉から連想されるイメージは、読む方によってそれぞれ違うのではないかという気がしています。
工芸、伝統工芸、工藝、民藝、クラフト...それぞれ由来も意味も異なり、人によって解釈の分かれる言葉。私たちはここでこの言葉を定義するつもりはありません。ただ、冒頭に書いた「ひとつひとつの素材に向き合う」ことはConCraに集まる人たちをつなぐひとつの指標になるような気がしています。その意味では、例えば3Dプリンターを使ったものづくりも工芸に含まれると考えますし、ルーツが日本にある必要も全くありません。
新しい価値を、新しい意味を生み出していくConCra Collectiveに、皆さんのご参加お待ちしています!

アクティビティがありません

メンバーガイドがありません

880円(月額)

キューザーコース

  • ConCra Collective限定SNSへの参加(Discordを利用)

  • 作り手へのアップサイクル依頼の権利

  • 【随時】工芸やサーキュラーエコノミーに関する最新事例や情報の共有

  • 【定期】会員限定のコンテンツ配信

  • 【不定期】会員ミートアップ

重要

プラットフォームはメンバーとプレゼンターの間に関する責任は負わず、万が⼀トラブルが⽣じた際には、メンバーとプレゼンターとの間で解決をしていただきます。

「BASIC by MOTION GALLERY」及び成立したプロジェクトに関するチケットの返品・キャンセルは一切受け付けておりません。

550円(月額)

作り手コース(※参加前にフォームからご自身の工芸技術や実績をお知らせください)

  • ConCra Collective限定SNSへの参加(Discordを利用)

  • 作り手としてアップサイクル依頼を受注する権利

  • 【随時】工芸やサーキュラーエコノミーに関する最新事例や情報の共有

  • 【定期】会員限定のコンテンツ配信

  • 【不定期】会員ミートアップ

  • 【未定】制作のためのリアルスペース提供

重要

プラットフォームはメンバーとプレゼンターの間に関する責任は負わず、万が⼀トラブルが⽣じた際には、メンバーとプレゼンターとの間で解決をしていただきます。

「BASIC by MOTION GALLERY」及び成立したプロジェクトに関するチケットの返品・キャンセルは一切受け付けておりません。

注意事項

  • MOTION GALLERYは、ショッピングサイトではありません。クリエイティブなプロジェクトや、新しい挑戦を応援す為の仕組みです。
  • MOTION GALLERYは、プロジェクトの完成や品質を保証したり、プレゼンターがプロジェクトを期⽇までに完了する能⼒等を調査しません。 約束どおりプロジェクトを完了することの責任は、プレゼンターのみに帰属しております。
  • 「BASIC by MOTION GALLERY」及び成立したプロジェクトに関するチケットの返品・キャンセルは一切受け付けておりません。
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